2018年8月4日、石井啓一(いしい・けいいち)国土交通大臣が、理化学研究所(理研)播磨地区(兵庫県佐用郡)の放射光科学研究センターをご視察されました。
はじめに、加藤重治理事より理研の概要について説明し、続いて同センターの石川哲也センター長より大型放射光施設「SPring-8」およびX線自由電子レーザー(XFEL)施設「SACLA」の概要説明を行いました。
その後、SPring-8共用ビームラインBL46XUにて、公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)の廣沢一郎産業利用推進室長が、コンクリートの硬化や金属の腐食に関する研究を紹介しました。
最後に、SACLA加速器棟およびSACLA実験研究棟をご訪問されました。放射光科学研究センターの田中均副センター長より、SACLA加速器の仕組みや加速器開発の技術展開について、矢橋牧名グループディレクターより、人工光合成に重要な触媒の構造解析に関する研究や電池開発研究についてそれぞれ解説を受けられるとともに、SACLAの稼働状況をご観察いただきました。
SPring-8およびSACLAにおける様々な技術開発や研究活動をご覧になり、今後の発展に大きな期待を寄せられました。
公益財団法人高輝度光科学研究センター(JASRI)の廣沢一郎産業利用推進室長(左)から説明を受ける石井大臣(右)(SPring-8 共用ビームライン46XUにて)
放射光科学研究センターの田中均副センター長(右)から説明を受ける石井大臣(中央)(SACLA 加速器棟にて)
放射光科学研究センターの矢橋牧名グループディレクター(中央右)から説明を受ける石井大臣(中央左)(SACLA 実験研究棟にて)