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2019年10月30日

理化学研究所

甘利 俊一 栄誉研究員の文化勲章受章について

この度、甘利俊一博士(栄誉研究員、元脳科学総合研究センター長)が文化勲章をご受章されました。理研を代表して、心からお祝い申し上げます。

甘利先生は、1994年10月から国際フロンティア研究システム情報処理研究グループディレクターとして、また、1997年10月に発足した脳科学総合研究センターでは、脳型情報システム研究グループディレクターとして、一貫して脳科学における理論研究に従事されました。さらには、2003年4月から2008年3月には同センター長も務められ、センター長として広範な研究領域にわたる脳科学総合研究センターの運営に尽力されるとともに、若手研究者の育成にも力を注いでこられました。

数理工学の重要性を早くから見通し、情報幾何学の創始や脳機能をモデル化する神経回路網理論の先駆的研究によって国際的にも知られており、近年、大きく飛躍したAI研究の分野における先駆者として、世界をリードし続けてこられました。加えて、我が国の科学技術政策や各種学術団体の設立・運営にも多大な貢献をされました。まさに、文化勲章の掲げる「科学技術や芸術などの文化の発展や向上にめざましい功績」を挙げておられます。

同じ理研の一員として、日本の科学技術の発展のため共に「科学道」を歩めることを大変嬉しく思います。そして、甘利先生の今後の益々のご健康とご活躍をお祈りするとともに、改めて、祝意を表したいと思います。

国立研究開発法人理化学研究所
理事長 松本 紘

受賞コメント

甘利 俊一栄誉研究員の写真

大変おどろくと同時に嬉しく思っております。この受章は、やりたいことを自由に研究してこられたお陰であると感謝しております。是非若い世代の皆さまも好きなことを思う存分自由に研究されてください。

甘利 俊一

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