上野通子文部科学副大臣が2020年7月3日、埼玉県和光市の理化学研究所(理研)仁科加速器科学研究センター(RNC)及び創発物性科学研究センター(CEMS)を視察されました。
冒頭、理研の松本紘理事長による挨拶、概要説明の後、小安重夫理事よりCOVID-19の研究取組についての紹介を行いました。続いて計算科学研究センターの松岡聡センター長が、富岳を用いたCOVID-19関連研究について、神戸地区よりWEB会議システムを利用して説明しました。上野副大臣は、説明に大変熱心に耳を傾けられ、活発に質問されました。
その後RNCでは「超伝導リングサイクロトロン(SRC)」を見学され、櫻井博儀センター長より加速器研究の成果について説明を受けられました。上野副大臣は、研究分野の国際化、若手研究員の育成について関心を寄せられました。
次いでCEMSの超伝導量子エレクトロニクス研究チームの中村泰信チームリーダーより理研における量子コンピューター研究について説明を受けられ、装置を視察されました。上野副大臣は熱心に質問されました。

仁科RIBF棟サイクロペディアで櫻井センター長(右から3番目)より若手研究者の育成について紹介を受ける上野副大臣(右から4番目)

希釈冷凍機の前で中村チームリーダー(右)より説明を受ける上野副大臣