計算科学研究センター（R-CCS）データ同化研究チーム・開拓研究本部(CPR) 三好予測科学研究室 三好建正チームリーダーが、データ同化を用いた局所的豪雨（ゲリラ豪雨）の予測による防災体制の整備への貢献が高く評価され、令和2年度防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞しました。
本表彰は『「防災の日」及び「防災週間」について』（昭和57年5月11日閣議了解）に基づき、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するものです。
三好チームリーダーは、近年増加するゲリラ豪雨の雨雲を30秒毎に隙間なくスキャンする最新鋭のフェーズドアレイ気象レーダのビッグデータを使って、スーパーコンピューター「京」による高精細シミュレーションと結びつける「ビッグデータ同化」の技術革新を創出しました。それにより、かつてない30秒毎に更新する超高速な気象予測技術を世界に先駆けて生み出し、予測不能で不意を突くゲリラ豪雨を事前に予測し備えるという、予測技術向上による防災への道筋を切り拓き、防災体制の整備に多大な貢献をしたとして受賞しました。
防災功労者内閣総理大臣表彰式は9月4日（金）、内閣総理大臣官邸において安倍晋三内閣総理大臣、武田防災担当大臣出席のもと、挙行されました。
防災功労者内閣総理大臣表彰式の様子
令和2年度防災功労者内閣総理大臣表彰については内閣府防災情報ページ、首相官邸ホームページをご参照ください。