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2020年10月21日

理化学研究所

高橋ひなこ文部科学副大臣が和光地区、神戸地区を視察

高橋ひなこ(たかはし ひなこ)文部科学副大臣が、2020年10月16日に理化学研究所(理研)和光地区を、19日に神戸地区を視察されました。

和光地区では、松本紘理事長による挨拶・理研概要説明の後、高橋副大臣は理研の役員らと活発な意見交換を行い、理研の研究成果に期待を寄せられました。その後、高橋副大臣は仁科加速器科学研究センター(RNC)、創発物性科学研究センター(CEMS)、脳神経科学研究センター(CBS)を視察されました。

RNCでは、櫻井博儀センター長より重イオン加速器施設「RIビームファクトリー(RIBF)」の世界での位置づけや成果の社会還元等について説明を受けられた後、超伝導リングサイクロトロン「SRC」をご覧になりました。

CEMSでは、十倉好紀センター長からアクアマテリアルなど研究成果の紹介を受けられ、視察された研究室では十倉センター長に盛んに質問されました。その後高橋副大臣はCEMS超伝導量子エレクトロニクス研究グループを視察され、量子コンピュータとスーパーコンピュータ「富岳」の連携について、中村泰信グループディレクターらに熱心に質問されました。

CBSでは上口裕之センター長代行による同センターの概要説明後、村山正宜チームリーダー(触知覚生理学研究チーム)より広視野2光子顕微鏡、巨大対物レンズ、そして本顕微鏡で取得・解析したマウス脳活動の画像データの説明を受けられました。

超伝導リングサイクロトロン「SRC」の前での写真

超伝導リングサイクロトロン「SRC」の前で(左から櫻井センター長、高橋副大臣)

村山チームリーダーから説明を受ける高橋副大臣の写真

村山チームリーダーから説明を受ける高橋副大臣(右)

神戸地区では、美濃導彦理事による挨拶、小川壮神戸事業所長による神戸地区の概要説明の後、高橋副大臣は生命機能科学研究センター(BDR)と計算科学研究センター(R-CCS)を視察されました。

BDRでは、西田栄介センター長による同センターの研究概要説明に引き続き、髙橋恒一チームリーダー(バイオコンピューティング研究チーム)及び森本充チームリーダー(呼吸器形成研究チーム)からそれぞれの研究について説明を受けられ、活発に質疑・意見交換されました。続いて、高橋副大臣は呼吸器形成研究チームの研究室や模擬実験室にて実験装置を見学され、腎臓オルガノイドや網膜再生研究用iPS細胞の標本などを観察されました。

R-CCSでは、松岡聡センター長より同センターの概要やスーパーコンピュータ「富岳」の特徴・意義などの紹介を受けられました。また、奥野恭史副プログラムディレクター(医科学イノベーションハブ推進プログラム)より新型コロナウイルスの治療薬候補の探索について、坪倉誠チームリーダー(複雑現象統一的解法研究チーム)より室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策について、それぞれ「富岳」による最新の解析結果を踏まえた研究成果の説明を受けられ、3人の説明者に対し熱心に質問されました。最後に高橋副大臣は計算機室へ移動し、「富岳」を間近からご覧になりました。

「富岳」を前に記念撮影の写真

「富岳」を前に記念撮影(中央:高橋副大臣、中央右:松岡センター長、右:美濃理事)

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