11月3日（火・祝）、42回目となる「理化学研究所科学講演会」を開催しました。今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止を考慮し、オンラインでのYouTubeライブ配信としました。

松本紘理事長の挨拶の後、光量子工学研究センター テラヘルツ光源研究チームの南出泰亜チームリーダー（以下TL）が、光と電波両方の性質を持つテラヘルツ波と光源開発について、創発物性科学研究センター 電子状態スペクトロスコピー研究チームの石坂香子TLが、物質内の電子やスピンなどの極小世界を撮影する超高速時間分解電子顕微鏡について、革新知能統合研究センター がん探索医療研究チームの浜本隆二TLが、医療における人工知能（AI）技術の応用と可能性について講演しました。

視聴いただいた皆さまから、講演者にたくさんの質問が寄せられたほか、講演会終了後のアンケートでは「いずれの講演内容も最先端の内容を大変判りやすく説明されていて，知的好奇心を大いに満たしてくれる素晴らしい内容だったと思いました」「文系の一般市民ですが、すべての発表について難しい内容を、なるべくかみ砕いて説明いただいて勉強になりました。何より、科学が世の中を変え、人の命を助ける力があることに期待できました」などの感想が寄せられました。