理化学研究所(理研)は7月23日、埼玉県(担当:県民生活部青少年課)との共催イベント「夢を見つける!リアル体験教室『研究所の研究者になりたい』」を理研和光地区で開催しました。
理研和光事業部総務課(広報部兼務)の河野 弘幸 博士(文部科学省 科学技術教育アドバイザー)が、埼玉県在住または在学の小学4~6年生18名を対象に「分光学」の初歩について説明しました。子どもたちは、自分で組み立てた簡易分光器を使って、さまざまな光源から出る光を分光(=光に含まれている色の成分を分けること)した結果をノートに記録したり、光源によるデータの違いを観察し、観察結果から何が分かるのかを参加者みんなで考えたりして大興奮の様子でした。
実験の後は、展示施設「理研ギャラリー」で理研の成り立ちや歴史、最新の研究成果について解説。子どもたちは、理研がさまざまな分野で最先端の研究を行っていることを知り、目を輝かせて展示物を見ていました。




開催後のアンケートでは、18名中14名が「研究者や科学者を目指したい」と答えてくれたほか、「わかりやすく説明してくれてとてもうれしかった」「家に帰っても分光器を使ってたくさんの光を観察したい」「今日の体験を通して科学者になってみたいと思った」などの感想が寄せられました。