兵庫県立大学大学院生命理学研究科の柴田直樹准教授(理化学研究所客員研究員(研究当時))と岡山大学の虎谷哲夫名誉教授を中心とした共同研究グループは、アデノシルB12酵素ジオールデヒドラターゼおよびエタノールアミンアンモニアリアーゼについて、アデノシルB12との複合体の原子レベルでの精密な立体構造を、大型放射光施設・SPring-8を利用して解析しました。その結果、アデノシルB12の核であるコリン環のアミド側鎖の1つが周囲のアミノ酸残基と連携し、アデノシルB12が活性化されて生成したアデノシルラジカルの構造を安定に保つことで副反応を起こりにくくする働きがあることを世界で初めて明らかにしました。
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