1. Home
  2. 研究成果(プレスリリース)
  3. 研究成果(プレスリリース)2020

2020年11月5日

東北大学 材料科学高等研究所
岡山理科大学 理学部
筑波大学
東北大学 大学院理学研究科
大阪大学 大学院理学研究科
東北大学 金属材料研究所
東京大学 大学院理学系研究科
理化学研究所

立体的な曲面構造を持つグラフェンの電子物性を解明

-立体デバイスの小型化高密度化に向けた性能指標の提示-

グラフェンは、高い電気伝導性・熱伝導性、化学耐性、機械耐性、高効率で広帯域の光吸収特性などを持つ炭素による2次元シートです。この2次元シートを用いて離散幾何学で知られている立体的な周期的曲面構造を構築すると単純な2次元グラフェンとは異なる特性が発現し、様々な用途への展開が可能になると予測されています。

東北大学材料科学高等研究所の陳明偉教授、岡山理科大学理学部の田邉洋一准教授、筑波大学数理物質系の伊藤良一准教授らの研究グループは、炭素1個分の厚さしかない原子層物質である2次元グラフェンシートをモチーフとする3次元構造体を作製し、立体的な曲面構造を持つグラフェンが2次元グラフェンの特性を大きく上回る優れた物質であること、さらに立体的な曲面構造がグラフェンの特性にどのように影響するのかを明らかにしました。

本研究成果により様々な立体グラフェンデバイスの開発が進むことが期待されます。

詳細は東北大学のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
お問い合わせフォーム

Top