母親の肥満は子の将来の糖尿病リスクを増加させることが知られており、世代を超えた肥満や糖尿病の連鎖を防ぐことは重大な課題となっています。東北大学学際科学フロンティア研究所の楠山譲二助教、理化学研究所の小塚智沙代基礎科学特別研究員、金沢医科大学の八田稔久教授らのグループは、妊娠期の運動が子の肥満を防ぐメカニズムを明らかにしました。本研究は、胎盤から産生されるスーパーオキサイドジスムターゼ3(SOD3)が親の運動効果を子に伝達するタンパク質であることを初めて実証した重要な報告です。本研究によって、次世代の健康を増進する新しい予防医療の開発に貢献することが期待されます。
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報道担当
理化学研究所 広報室 報道担当
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