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2021年4月28日

順天堂大学
理化学研究所

非小細胞肺がんにおけるインテグリンα11を介するCAFの活性化機序を解明

-がん間質制御による新規治療法への可能性-

順天堂大学 大学院 医学研究科 呼吸器内科学の高橋和久教授、十合晋作准教授、岩井萌大学院生ら、および理化学研究所 予防医療・診断技術開発プログラム(PMI)林崎良英プログラムディレクター(研究当時 現:株式会社ダナフォーム)、伊藤昌可コーディネーター、川路英哉コーディネーター(現:東京都医学総合研究所)らの共同研究チームは、肺がんの多くを占める「非小細胞肺がん」のがん関連線維芽細胞(CAF: Cancer-associated fibroblast)に対して「CAGE法」を用いた遺伝子発現の網羅的な解析を行い、細胞接着分子のインテグリンα11を介するCAFの活性化機序を解明しました。従来の研究はがん細胞の遺伝子変異やそのシグナルに着目したがん進展機序の研究が多く、本研究のようにがん間質におけるCAFの遺伝子発現を網羅的に解析し、その機能活性化制御因子を同定した報告はほとんどありません。本成果によりがん間質を標的とした新しい治療法の開発につながることが期待されます。

詳細は順天堂大学のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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