2024年9月27日
慶應義塾大学
理化学研究所
JSR株式会社
腸内常在細菌叢を用いた薬剤耐性菌・炎症性腸疾患の新規治療
-腸内環境の制御による腸内細菌科細菌の抑制-
慶應義塾大学 医学部 微生物学・免疫学教室の本田 賢也 教授と理化学研究所 生命医科学研究センターの古市 宗弘 客員研究員らの共同研究グループは、健常者の腸内常在細菌の中から、腸管内でクレブシエラや大腸菌の抑制に重要な働きをしている18種類の菌を同定しました。この18種類の菌を混ぜ合わせて一緒に投与することで、腸管内のクレブシエラや大腸菌を1/1000以下に減少させる効果があることがマウス実験で確認しました。さらに、これらの18種類の菌はクレブシエラの主要なエネルギー源であるグルコン酸をより多く消費し、その結果としてクレブシエラの増殖を抑制していることを突き止めました。
詳細は慶應義塾大学のホームページをご覧ください。
報道担当
理化学研究所 広報室 報道担当
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