清酒「仁科誉」
理研仁科加速器科学研究センター イオン育種研究開発室(阿部 知子 室長)は、加速器「リングサイクロトロン」で加速した重イオンビームによる変異誘発技術を用いて、これまでに連続開花性に富む花持ちの良い「バーベナ」、淡い黄色のサクラ「仁科蔵王」、四季咲きのサクラ「仁科乙女」、春先に出荷可能な温州ミカン「春しずか」など、次々と新品種を開発してきました。
2010年、阿部 室長らは埼玉県産業技術総合センターと共同で、重イオンビームによる変異誘発技術を用いた吟醸酒用の新しい酵母の開発に成功、この酵母を使ってつくられた日本酒が、埼玉県内3カ所の酒蔵からそれぞれ、「純米大吟醸」「純米吟醸」「吟醸本生」として2011年から販売されました。 これらのお酒は、各酒蔵の協力により「仁科誉(にしなほまれ)」という銘柄でも同年11月から販売されています。この名は、日本の原子核物理学の父と呼ばれる仁科 芳雄 博士(1890~1951年)にちなんで名付けられました。
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酒類 | 酒蔵 | ウェブサイト |
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純米大吟醸 | 丸山酒造(株) | 丸山酒造特約販売店・丸山酒店 |
吟醸本生 | 鈴木酒造(株) | 鈴木酒造株式会社 |
- ※純米吟醸は現在販売停止中です。
関連リンク
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