文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)(注1)の構築」の下、理化学研究所(野依良治理事長)が開発の実施主体となって推進している次世代スーパーコンピュータ(以下:次世代スパコン)について、興味や関心を持つ学生や研究者をはじめとする一般の方を対象とした第2回目の「次世代スパコンについて知る集い」を開催します。
第2回「知る集い」では、さらに次世代スパコンについての理解を深めてもらうため、開発の意義やシステム構成などについて分かりやすく説明するとともに、次世代スパコンの活用で大きく拓く可能性などについて、事例を交えて紹介します。具体的には、次世代スパコン開発の意義(渡辺貞理研次世代スーパーコンピュータ開発実施本部プロジェクトリーダー兼副本部長)、世界最高性能を目指すシステム開発(横川三津夫理研次世代スーパーコンピュータ開発実施本部開発グループディレクター)、地震と津波の高精度予測・災害軽減(古村孝志東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター教授)、航空機開発とスーパーコンピュータ(中橋和博東北大学大学院工学研究科教授)、新しい全球気候モデルから期待されること(富田浩文海洋研究開発機構地球環境変動領域主任研究員)のプレゼンテーションを行います。
また、質疑応答・意見交換の時間を設けて、次世代スパコンに対して感じている疑問も答える場にします。
当日は、実寸大の計算機システム筐体(試作機)の写真や計算機システムボード試作品の実物などを展示します。
第2回「知る集い」は、2010年3月2日(火)午後1時30分から、東北大学片平キャンパス多元物質科学研究所材料・物性総合研究棟1号館1F大会議室(宮城県仙台市青葉区片平2-1-1)で開催します。詳細は別紙を参照下さい。
なお、「知る集い」は、今後も随時開催していくことを考えており、その都度、開催について案内をしていきます。
注1)HPCI
次世代スパコン開発については、2010年度予算編成過程において、次世代スパコンプロジェクトの全体枠組みが見直され、次世代スパコンと自律分散する国内のスパコンとをネットワークで結び、国内のさまざまなスパコンから利用したり、複数のスパコンを協調的に利用できる環境を構築する枠組み(HPCI)の下に位置づけて開発することとなりました。
別紙
「次世代スパコンについて知る集い(第2回)」の開催について
文部科学省が推進する「革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ(HPCI)の構築」の下、理化学研究所(野依良治理事長)が開発実施主体となって推進している次世代スーパーコンピュータ(以下、「次世代スパコン」という。)について、下記の要領で「次世代スパコンについて知る集い(第2回)」を開催いたします。
「知る集い」では、次世代スパコンについてのご理解を深めていただけるよう、次世代スパコンの開発の意義やシステム構成などについて分かりやすく説明するとともに、次世代スパコンの利用によって大きく拓ける可能性について事例を交えて紹介する予定です。また、当日は、実寸大の計算機システム筐体(試作機)の写真や開発中の計算機システムボードの試作品の実物などを展示する予定です。
スパコンってよく分からないけど何か可能性を秘めている感じがする、などスパコンに興味・関心がある方々の参加をお待ちしています。この機会に、疑問に感じていることなどを直接聞いてみるのはいかがでしょうか。奮ってご参加下さい。
記
開催要領
- (1)主催
-
独立行政法人理化学研究所
- (2)共催
-
東北大学サイバーサイエンスセンター
- (3)開催日時
-
2010年3月2日(火)13:30~16:00
- (4)開催場所
-
東北大学 片平キャンパス 多元物質科学研究所材料・物性総合研究棟1号館1F 大会議室
(宮城県仙台市青葉区片平2-1-1) - (5)プログラム
-
13:30~13:40 主催者挨拶
平尾 公彦
理化学研究所 計算科学研究機構設立準備室長
次世代スーパーコンピュータ開発実施本部 副本部長13:40~13:50 次世代スパコン開発の意義
渡辺 貞
理化学研究所 次世代スーパーコンピュータ開発実施本部
プロジェクトリーダー兼副本部長13:50~14:15 世界最高性能を目指すシステム開発
横川 三津夫
理化学研究所 次世代スーパーコンピュータ開発実施本部
開発グループディレクター14:15~14:40 次世代スパコンが切り拓く可能性
~地震と津波の高精度予測・災害軽減~
古村 孝志
東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター教授
東京大学地震研究所教授14:40~14:50 休憩 14:50~15:15 次世代スパコンが切り拓く可能性
~航空機開発とスーパーコンピュータ~
中橋 和博
東北大学大学院工学研究科教授15:15~15:30 次世代スパコンが切り拓く可能性
~新しい全球気候モデルから期待されること~
富田 浩文
海洋研究開発機構地球環境変動領域主任研究員15:30~16:00 質疑および意見交換 16:00 閉会 - (5)参加者
-
定員60名程度(先着順)
参加申込
- 参加ご希望の方は、2月28日(日)17:00までにnsc-meeting [at] riken.jp(またはFAX03-3216-1883)まで氏名(ふりがなを付けて下さい)、所属、連絡先をご登録下さい。メール(またはFAX)の件名は、「【参加希望】次世代スパコンについて知る集い」として下さい。
- 参加をご登録された方には、追って事務局よりメール(FAX申込の方へはFAX)にてご連絡いたします。返信メール(またはFAX)をプリントアウトして当日お持ち下さい(FAX申込の方でFAXにて回答を受信できない状況にある方には、電話にてご連絡いたしますので、その旨ご記載ください)。
- 申込者多数の場合は、定員になり次第、受付を締め切らせていただきます。
※[at]は@に置き換えてください。
参加費
無料
個人情報
理研は、ご提供いただいた個人情報を「次世代スーパーコンピュータについて知る集い」の参加者の把握の目的のために使用し、別途参加者の承諾を得ない限りそれ以外の目的には使用いたしません。
問い合わせ先
独立行政法人理化学研究所
次世代スーパーコンピュータ開発実施本部
企画調整グループ 企画調整チーム
川井 和彦、内田 紀子
Tel:048-467-9267 / Fax:03-3216-1883
nsc-meeting [at] riken.jp
※[at]は@に置き換えてください。
独立行政法人理化学研究所 広報室 報道担当
Tel:048-467-9272 / Fax:048-462-4715