6月18日発表の平成23年の春の叙勲において、甘利俊一 脳科学総合研究センター 特別顧問が瑞宝中綬章を授与されることが発表されました。
甘利特別顧問は、工学の基礎としての数理工学の重要性を早くから見通し、統計科学や情報理論などの研究において、多数の世界に誇る重要な業績をあげてきました。とりわけ情報幾何学の創始や、脳機能をモデル化する神経回路網理論の先駆的研究によって国際的に知られています。また、長年にわたって東京大学教授として若手研究者の育成に貢献するとともに、理研脳科学総合研究センターのセンター長として我が国の科学技術の発展に尽力してきました。