2011年11月19日、中川正春文部科学大臣が、基礎研究を支える研究基盤の現場を視察する目的で、理研筑波研究所バイオリソースセンター(BRC)を訪問、視察しました。小幡裕一センター長からBRCの概要説明を受けた後、中川大臣はマウス、シロイヌナズナ、シロアリ、iPS細胞など、BRCで扱っているリソースを見学され、研究者から説明を受けました(写真)。
見学後には懇談会が開催され、文部科学省の倉持隆雄 研究振興局長、野依良治理事長を交え、研究基盤に関する世界戦略などについて活発な討論が行われました。中川大臣は「日本の科学技術のリードには研究基盤が不可欠だという新たな認識を得ることができた。基礎研究の推進には日本国内だけでなく世界的な視野を持たないといけない。国として、もっと積極的にBRCを活用していきたい。そして震災からの復興、イノベーションをつくり上げていきたい」と述べられました。
研究者から説明を受ける中川正春 文部科学大臣(中央)