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2012年3月12日

独立行政法人国立病院機構
独立行政法人理化学研究所

国立病院機構と理化学研究所が包括的な連携協定を締結

-最先端の科学的知見で医療のイノベーションに貢献-

独立行政法人国立病院機構(矢崎義雄理事長)と独立行政法人理化学研究所(野依良治理事長)は、先端医科学・医療分野に関する包括的な連携関係を構築するため、「独立行政法人国立病院機構と独立行政法人理化学研究所との間における連携・協力の推進に関する基本協定」を締結します。2012年3月14日13時半から経済産業省別館 1020号会議室で、矢崎義雄理事長と野依良治理事長らが出席して協定書に調印します。今後、両法人は、大学医学部などの協力も得て、臨床研究プロジェクトを共同で実施していきます。

理研はわが国最大規模かつ最高水準にある自然科学の総合研究機関であり、ライフサイエンス分野でも先端の基礎研究課題に取り組んでいます。近年、理研内の各研究センターでは臨床研究実施に向けた医療機関との交流が進んでいます。広範な分野の研究を進める理研の強みを活かして、医療ニーズに基づいた研究を効率よく推進するため、大規模かつ総合的な医療機関との包括的な連携が必要でした。

国立病院機構は、全国144の病院を1つの組織として運営する独立行政法人で、約5万3千床の運営病床と約5万4千人の職員で構成された大規模な病院ネットワークを有しています。多数の病院に臨床研究センターや臨床研究部を設け、科学的根拠となるデータの収集や質の高い臨床研究、治験の推進などに積極的に取り組んでいます。

これまで、理研の各研究センターと国立病院機構の病院とは個別に共同研究を推進してきました。今回の包括的な連携協定の締結により、最先端基礎研究と臨床研究の相乗効果が生まれることが期待できます。これによって高度先進医療や医師主導の治験を推進し、わが国の医療水準の向上を目指すとともに、健康な人類社会の実現に貢献していきます。

本調印式終了後、早速、第1回の運営委員会を開催し、効果的な治療法が確立していない肺がんを対象とした細胞医療のプロジェクトを立ち上げ、2012年度には、千葉大学医学部の参画を得て、理研免疫・アレルギー総合研究センターと国立病院機構名古屋医療センターなどで臨床試験を開始する予定です。

調印式概要

日時
2012年3月14日(水)午後1時30分~2時
場所
経済産業省別館 1020号会議室
調印署名者
独立行政法人国立病院機構 理事長 矢崎 義雄
独立行政法人理化学研究所 理事長 野依 良治

お問い合わせ先

独立行政法人国立病院機構 総合研究センター臨床研究統括部
Tel:03-5712-5075 / Fax:03-5712-5088

独立行政法人理化学研究所 横断プログラム推進室 創薬・医療技術担当
Tel:048-462-1481 / Fax:048-462-1220

報道担当

独立行政法人国立病院機構 総務部広報文書課
Tel:03-5712-5062 / Fax:03-5712-5081

独立行政法人理化学研究所 広報室 報道担当
Tel: 048-467-9272 / Fax: 048-462-4715

野依良治理事長と矢崎義雄理事長の写真

3月14日の調印式の様子
左から野依良治 理研理事長、矢崎義雄 国立病院機構理事長

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