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2013年9月17日

理化学研究所

インド研究機関との連携研究センター設立及び政府機関との覚書調印

2013年9月13日から17日にかけて野依理事長がインド(デリー・バンガロール)を訪問し、現地研究機関との連携研究センターの立ち上げや覚書調印等を行いました。

理化学研究所では、インドの優秀な人材や研究機関の活躍に注目し、インドとの連携に力を入れており、機関間での長期の連携体制を確立すべく連携を推進してきました。今回の理事長訪問による訪問は、今後の長期的な連携の旗揚げとなります。

インド科学技術省科学技術局およびバイオテクノロジー局との協力覚書締結

9月14日(土)、インド・ニューデリーにおいて、インド科学技術省科学技術局およびバイオテクノロジー局との間で、協力覚書の締結を行いました。この覚書は、今後の理研とインドの研究機関、大学等との協力に対するサポートなどを盛り込んでおり、今後の連携推進に大きな役割を果たすことが期待されます。調印式には、インド各地と日本からおよそ500名以上の出席者がありました。

調印式の中で、野依理事長は「Science Shapes Our Future」という演題で講演を行い、今後の社会における科学技術のあり方について述べ、人類存続のための科学の重要性を訴えると同時に、インドの研究者の今後のさらなる活躍に期待を寄せました

Ramasami長官と野依理事長の写真

科学技術局との覚書調印(Ramasami長官・野依理事長)

VijayRaghvan長官と野依理事長の写真

バイオテクノロジー局との覚書調印(VijayRaghvan長官、野依理事長)

野依理事長による記念講演の写真

記念講演を行う野依理事長

インド・国立生物学センターとの連携研究センター発足

9月16日(月)午前、インド・バンガロールにおいて、インド・国立生物学センター(NCBS)及び、関係機関であるインド幹細胞・再生医学研究所(inStem)細胞・分子プラットフォームセンター(C-CAMP)と三者で包括的な覚書の締結を行い、RIKEN-NCBS連携研究センターを発足しました。

NCBSは理化学研究所 発生・再生科学総合研究センターと長年の協力関係にあり、これまでも研究者同士の活発な交流が行われてきました。今回の覚書締結を機に、NCBSのみならず、inStem、C-CAMPの二機関を加えた4者で、連携研究センターを通じ、さらなる研究交流や人材交流を行うことになります。また、今後は脳科学などへも連携分野を拡大する予定です。

RIKEN-NCBS連携研究センター調印式の様子の写真

調印式(野依理事長、Satyajit所長、Upinder学部長等)

ジョイントワークショップの様子の写真

ジョイントワークショップ

ジャワハルラルネルー先端科学研究所、インド科学大学と連携研究センター発足

9月16日(月)午後、インドを代表する基礎科学の研究所であるジャワハルラルネルー先端科学研究所 (JNCASR)及び、インド最高峰の高等教育機関であるインド科学大学(IISc)と3者で2013年6月に締結した学術・研究協力および交流に関する覚書の補足書を締結し、RIKEN-JNCASR-IISc連携研究センターを発足しました。今後はこの連携研究センターを通じ、物質科学やライフサイエンス分野での連携を進めていくことになります。

併せて、野依理事長はJNCASRの由緒あるレクチャーシリーズであるLinus Pauling Lectureを行い、大学院生や若手研究者など約300名に向けてメッセージを送りました。

RIKEN-JNCASR-IISc連携研究センター調印式の様子の写真

調印式(M.R.S. Rao所長、Balaram学長、C.N.R. Rao名誉所長、野依理事長、D.D. Sarma学科長)

記念写真

講演会場での記念写真

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