「研究不正再発防止をはじめとする高い規範の再生のためのアクションプラン」(平成26年8月27日公表、以下「アクションプラン」という)に基づき、平成26年11月21日に、発生・再生科学総合研究センターを多細胞システム形成研究センターに再編します。詳細は下記のとおりです。
センター名称
「多細胞システム形成研究センター」
※様々な細胞が集まり各種器官を形成するシステムの解明を進め、再生医療等の実現を目指す本センターの機能に基づき命名しています。
研究体制(組織図は別紙参照)
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中期計画を踏まえ、目的指向をさらに明確にした4つのプログラムに再編します。
①細胞環境応答研究プログラム
②器官創成研究プログラム
③幹細胞臓器再生研究プログラム
④発生・数理科学研究プログラム -
上記4つの研究プログラムから得られる成果を臨床研究に展開し、医療イノベーションを加速させるため、次の研究開発プロジェクトを推進します。
⑤網膜再生医療研究開発プロジェクト - なお、旧センターで取り組んでいた先端技術・開発支援等をライフサイエンス技術基盤研究センターに移管することにより、研究体制の効率化を図ります。また、一部の研究チームを生命システム研究センターに移管することにより、理研の横断的総合力の結集を図ります。
センター長
アクションプランに基づき、平成27年3月を目途に新センター長の選考を進めているところですが、新センター長が就任するまでの間、柳田敏雄(生命システム研究センター長)をセンター長の職務代行に任命します。なお、今回の新センター発足に伴い、現センター長の竹市雅俊はセンター長職を退任し、新センターの特別顧問に就任します。
運営体制
センターの運営は、既に以下の体制で進めています。
- 外部有識者を含むセンターの意思決定機関として、「運営会議」を設置
- 組織運営マネージメントを専門とする者を副センター長に任命
- センター長の運営をサポートする「センター長室」を設置
その他
「STAP現象の検証実験」については、研究不正再発防止改革推進本部に検証実験チームを設置し、相澤慎一をチームリーダーとして進めます。小保方晴子の検証実験への参画期間は、本年11月末までです。なお、新センター発足に伴い小保方晴子は、同検証実験チームに研究員として所属します。