平成28年1月21日に、理化学研究所(理研)を含む国立研究開発法人全31機関が集まり国立研究開発法人協議会(以下、本協議会)が設立されました。初代会長には、松本紘理研理事長が選任されています。
国立研究開発法人は、平成27年4月1日に改正独法通則法に基づき、研究開発成果の最大化を目指して発足したところです。個々の国立研究開発法人が研究開発成果の最大化を目指した運営を行うにあたって、国立研究開発法人間で研究開発や人材の交流・育成、法人運営面で密接に連携協力することにより、それぞれの研究開発能力・研究推進能力の一層の向上を図り、我が国の科学技術の水準の向上とイノベーションの創出へのさらなる寄与を図るため、国立研究開発法人が一堂に会し諸課題を議論する場として本協議会が設立されました。
本協議会には、法人間の協力関係強化について検討する「連携協力分科会」、より優れた研究環境整備のため人事制度や予算執行などの業務環境について検討する「運営課題分科会」が設置されています。今後は、当面の検討課題について各分科会において検討が行われます。
なお、平成28年2月17日に会長、副会長、分科会長出席のもと設立記者会見が行われました。
役員および分科会長
会長
松本 紘(理化学研究所 理事長)
副会長
堀田 知光(国立がん研究センター 理事長)
井邊 時雄(農業・食品産業技術総合研究機構 理事長)
中鉢 良治(産業技術総合研究所 理事長)
魚本 健人(土木研究所 理事長)
濵口 道成(科学技術振興機構 理事長)
分科会長
連携協力分科会長(兼任)
中鉢 良治(産業技術総合研究所 理事長)
運営課題分科会長
平 朝彦(海洋研究開発機構 理事長)

設立会見の様子