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2016年3月23日

理化学研究所

馳文部科学大臣が神戸地区と播磨地区を視察

馳浩(はせ ひろし)文部科学大臣が、2016年3月20日から21日にかけて、神戸地区の計算科学研究機構および多細胞システム形成研究センターと播磨地区の放射光科学総合研究センターを視察しました。

最初に訪れた計算科学研究機構では、松本紘理事長が理研の概要を説明し、平尾公彦機構長の進行のもと三好建正チームリーダーと藤田航平特別研究員が集中豪雨予測と地震被害予測の研究について説明しました。その後、「京」の視察では、山本啓二運用技術部門開発研究員がシステム稼働状況や保守作業などについて解説しました。

次に訪れた多細胞システム形成研究センターでは、濱田博司センター長が同センターのミッションと特色について説明した後、iPS細胞と、iPS細胞から培養した網膜色素上皮シートの実物を前に作成方法などを説明しました。その後、森本充チームリーダーが、研究室でマウスの肺標本などを用いながら呼吸器の組織形成・再生の分子機構に関する研究について紹介しました。

21日に訪れた放射光科学総合研究センターでは、矢橋牧名グループディレクターが大型放射光施設「SPring-8」とX線自由電子レーザー施設「SACLA」の概要説明を行い、住友ゴム工業株式会社の三野哲治取締役会長から産学連携によるエコタイヤ開発について説明しました。その後、SPring-8のビームライン及びSACLAの実験ホールでは、レアアースを使わない高性能磁石の開発や、人工光合成に重要な触媒の構造解析に関する研究について紹介しました。

「京」を視察中の馳浩(はせ ひろし)文部科学大臣
濱田博司センター長と顕微鏡を覗き込む馳浩(はせ ひろし)文部科学大臣
放射光科学総合研究センターを視察中の馳浩(はせ ひろし)文部科学大臣

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