平成28年6月9日(木)に馳浩(はせ ひろし)文部科学大臣、豊田真由子(とよた まゆこ)大臣政務官と松本武洋(まつもと たけひろ)和光市長が和光地区の仁科加速器研究センターをご視察されました。
松本洋一郎理事より冒頭挨拶と理研の概要についてご説明した後、パブリックレビューが開始された113番元素の研究概要について森田浩介グループディレクターらからご説明しました。次に、113番元素合成実験で使用した線形加速器(RILAC)において、亜鉛ビームを加速しビスマスの標的に照射する実験装置をご覧頂きました。続いて、合成された113番元素をより分けて検出する気体充填型反跳分離器(GARIS)をご覧頂き、113番元素が検出されたときの様子などをご説明しました。馳大臣からは「113番元素の発見にこれまで御尽力されてきた研究者の方々に感謝したい。また、沢山の企業からの支援や国費で支えられた研究であり、企業や国民の皆さんにも感謝したい。」とのお言葉を頂きました。