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2017年11月7日

理化学研究所

理化学研究所神戸地区一般公開を開催しました!

理化学研究所 神戸地区では、毎年恒例の一般公開を10月14日(土)に開催しました。

当日は雨がぱらつくこともありましたが、延べ8,992名のご来場があり、たくさんの催しに参加いただきました。
一部ですが、会場の様子をご紹介します。

第1地区西エリア会場

[多細胞システム形成研究センター(CDB)、生命システム研究センター(QBiC)]

西エリアの目玉企画・オープンラボには、今年は形態形成シグナル研究チーム、呼吸器形成研究チーム、発生エピジェネティクス研究チーム、個体パターニング研究チーム、器官誘導研究チームの5つの研究室が参加しました。普段立ち入ることのできない研究室内に足を踏み入れ、実験装置や実際の研究サンプルを見学しながら、研究者から研究内容の解説を受けたり、実験の一部を体験したりと、大いに賑わいました。

写真:オープンラボの様子1
写真:オープンラボの様子2
写真:オープンラボの様子3

他にも、DNAを扱う実験操作を体験するコーナー、研究に用いる様々な生物たちを紹介するコーナー、研究者たちとざっくばらんにおしゃべりできるトークコーナー、オリジナル缶バッチや動物の被りものを作る工作コーナー、理研神戸地区で働く研究者・職員を紹介する展示、おすすめの図書を集めたブックラウンジなど、盛りだくさんのイベントを開催。多様な企画を通して、大人から子供まで、ご来場いただいた皆さんが思い思いに科学に触れることができ、好評でした。

第1地区東エリア会場

[ライフサイエンス技術基盤研究センター(CLST)、健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム(RCH)]

CLSTのイメージング施設を巡るラボツアーには、21名の子供たちを含む100名以上の方が参加され、熱心に研究者の解説に耳を傾けていました。また放射線についてクイズ形式で学ぶコーナーでは、霧箱に興味を持った高校生が「自分でも作ってみたい」と目を輝かせていました。

神戸の一般公開での初めての試みが、中高生サイエンスコミュニケーターにCLSTの研究について紹介してもらうトークショー。本番に向けて4月からCLSTの清成寛ULに指導を受けながら発表内容をまとめたてきた中高生4名は、緊張しつつも落ち着いた声でノックアウトマウスとゲノム編集について紹介しました。会場からの「何が大変でしたか」という質問に「全部です」と苦笑いでしたが、いい経験ができた達成感も感じられました。

この他、横浜でのCLSTのアクティビティを紹介するコーナーでは、ヴァーチャルリアリティ(VR)が体験できたり、ノーベル賞を受賞したクライオ電子顕微鏡の解説パネルが登場したりして、来場者に大好評でした。

写真:オープンラボの様子4
写真:オープンラボの様子5

リサーチコンプレックスでは、看板イベントである「疲労度計測」を今年も実施。300名以上の方が計測され、疲労への関心の高さが感じ取れました。会場内には毎月開催される「健康計測研究」のPRデスクも併設され、来場者の方々へ参加を呼びかけました。一般の方が理研の研究に参加できることを知り、「何を測るの?」、「私でも参加できる?」と興味津々で質問されていました。

写真:疲労度計測の様子1
写真:疲労度計測の様子7

第2地区会場

[計算科学研究機構(AICS)]

第2地区会場
[計算科学研究機構(AICS)]
「スーパーコンピュータ『京』を見に行こう!」では、今年もスーパーコンピュータ「京」を大公開しました! 毎年、AICSでの人気企画で、ガラス越しに「京」を正面から見学いただけます。解説に聞き入る方、説明員に質問をする方、記念撮影をする方などで大変賑わいました。

写真:スーパーコンピュータ『京』を見に行こう!の様子

「AICS研究紹介」では、AICSで研究を行っている、離散事象シミュレーション研究チーム、大規模並列数値計算技術研究チーム、量子系物質科学研究チーム、計算構造生物学研究ユニット、量子系分子科学研究チーム、粒子系シミュレータ研究チーム、フラッグシップ2020プロジェクトが、それぞれ自分たちの研究について、ブース形式で紹介しました。ビデオやポスターによる研究紹介とともに3D模型や分子模型・レゴなどを使った説明や、オセロゲームを用いての研究紹介など、様々な形式で研究者が行っている実際の研究を身近に感じ取ることができました。

写真:AICS研究紹介の様子

「神戸スーパーシミュレーション王国」ではポスト「京」で動かすアプリケーションを開発している重点課題の実施機関の方々が展示を行いました。各分野の研究内容をビデオやポスターで解説するとともに関連した実験やゲームや模型製作などを通じて研究を理解することができ、子供を中心に大人気でした!

写真:神戸スーパーシミュレーション王国の様子

また、「『京』の大きさと温度を肌で感じるツアー」、「『京』を支える巨大設備に潜入ツアー」では「京」とそれを支える発電機や空調機や免震設備などにご案内して迫力ある姿を身近に感じていただきました。

写真:『京』のツアーの様子

講演会会場

写真:講演会の様子 講演会の様子

神戸市、先端医療振興財団とともに開催した講演会では、「神戸から"新しい医療"を目指して」をテーマに、理研の研究者4名を含め、総勢6名の研究者が自身の研究内容をわかりやすく話しました。例年になく大盛況で、延べ1,000名もの方が参加され、熱心に講演内容に聴き入っていました。

写真:六車 恵子 CDB 非対称細胞分裂研究チーム 六車 恵子 専門職研究員
写真:大浪 修一 QBiC 発生動態研究チーム 大浪 修一 チームリーダー
写真:岩田 博夫 RCH 健康生き活き羅針盤リサーチコンプレックス推進プログラム 健康制御チーム 岩田 博夫 チームリーダー
写真:片岡 洋祐 CLST 細胞機能評価研究チーム 片岡 洋祐 チームリーダー

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