初田哲男数理創造プログラム プログラムディレクター(仁科加速器研究センター主任研究員兼務)が、第57回東レ科学技術賞を受賞し、3月15日に東京・丸の内の日本工業倶楽部にて贈呈式が行われました。初田哲男プログラムディレクターの「原子核のクォーク構造に関する開拓的理論研究」に関する研究業績が評価されたものです。
この賞は、理学・工学・農学・薬学・医学(除・臨床医学)関係で、学術上の業績が顕著なもの、学術上重要な発見をしたもの、重要な発明をしてその効果が大きいもの、技術上重要な問題を解決して技術の進歩に大きく貢献したものに対して贈られます。
受賞者のコメント
これまで様々な角度から研究してきた原子核のクォーク構造に関する研究を評価して頂いたもので身に余る光栄です。国内外の多くの共同研究者の代表として頂いた賞と考えております。共同研究者の方々、自由闊達な基礎研究を支えて下さっている理化学研究所を始めとする研究機関に深く感謝します。
略歴
1986年 | 京都大学大学院 理学研究科 物理学第二専攻 修了(理学博士) |
---|---|
1992年 | ワシントン大学物理学科 アシスタントプロフェッサー |
1993年 | 筑波大学物理学系 助教授 |
1998年 | 京都大学大学院理学研究科 助教授 |
2000年 | 東京大学大学院理学研究科 教授 |
2012年 | 理化学研究所仁科加速器研究センター 主任研究員 |
2013年 | 理化学研究所理論科学連携研究推進グループ(iTHES) ディレクター |
2016年 | 理化学研究所数理創造プログラム(iTHEMS)ディレクター |
関連リンク

