理化学研究所は台湾中央研究院と合同で「第3回 理研‐台湾中央研究院合同コンファレンス:化学と化学生物学に焦点を当てて」を2017年3月29日から30日にかけて、理研和光地区の鈴木梅太郎記念ホールで開催しました。
理研は中央研究院と2008年1月に包括協力協定を締結して以来、化学生物学、発生生物学、構造生物学などの分野を中心に研究交流を展開してきました。特に化学生物学の分野では、2013年3月と2015年10月、台北市においてChi-Huey Wong(チー・フゥイ・ウォン)中央研究院前院長の主催で合同コンファレンスを開催しました。
今回は中央研究院から12名が来訪。コンファレンスに先立ち、理研ギャラリーを見学し、理研百年の歴史について熱心な質疑応答を行いました。
合同コンファレンスでは、理研の松本紘理事長とJames Liao(ジェームズ・リャオ)中央研究院院長が開会の挨拶を行い、中央研究院から11名、理研から14名の発表者に加え、理研関係者が100名程度参加し、これまでの研究成果をもとに活発な議論が展開されました。今回の合同コンファレンスを契機とし、化学生物学の枠を越えたより広い分野での機関間協力の更なる発展が大いに期待されます。次回は更に分野を拡大して、2019年3月に台北市での開催を予定しています。
合同コンファレンスの参加者
会場の風景
左から伊藤幸成議長(理研伊藤細胞制御化学研究室主任研究員)、松本理事長、リャオ院長、
シャンチャン・ホン副議長(中央研究院ゲノム研究センター ディレクター)
関連リンク
2015年10月22日トピックス「「RIKEN-Academia Sinica Joint Conference on Chemical Biology」を開催」