20世紀末から21世紀初頭にかけて生命科学は飛躍的に発展しました。ヒトゲノム(全遺伝情報)の完全解読に代表されるように、生命を形づくる部品のほぼすべてが分かる時代になりました。これからは、それらの部品がどう協調して、細胞という複雑な有機体を作っているのかを理解する必要があります。
生命機能科学研究センター(BDR)※では、個体の誕生から死までのライフサイクルの進行を、分子・細胞・臓器の連関による調和のとれたシステムの成立とその維持、破綻にいたる動的な過程として捉え、個体の一生を支える生命機能の解明を目指します。先端的なイメージング技術や、大規模データ統合・解析技術の高度化を進め最大限に活用することで、からだの中で起きている生命現象をシステム動態の観点から理解する、この新しい生命科学のエッセンスを、科学者を目指す学生・大学院生の皆さまと共有するために、初日の講義に続く3日間の実習のトレーニングコースを用意しました。これからの生命科学で活躍したい若い学生さんの参加を心待ちにしています。
※(旧)生命システム研究センター(QBiC)は、生命機能科学研究センター(BDR)に組織変更しました。
開催日 | 2019年3月4日(月)-7日(木) |
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場所 | 講義:理化学研究所 生命機能科学研究センター 生命システム研究棟B 実習:理化学研究所 生命機能科学研究センター 生命システム研究棟A. B / 大阪大学生命機能研究科・生命システム棟 アクセス |
対象 | 生命科学研究に関心のある大学学部生および修士学生 |
参加費 | 無料 ※要事前申し込み (実習コースに参加される方を対象に、旅費および宿泊費を理化学研究所が負担します。) |
詳細 | BDRスプリングコース2019ホームページ ※プログラム、申し込み方法等は上記サイトをご確認ください。 |
問合せ | 理化学研究所 生命機能科学研究センター 青木高明 〒565-0874 大阪府吹田市古江台6-2-3 Tel: 06-6872-4810 Fax: 06-6872-2841 Email: bdr-springcourse[at]ml.riken.jp (※[at]は@に置き換えてください。) |