2019年5月20日、柴山昌彦文部科学大臣が理化学研究所（理研）和光地区を視察されました。

冒頭、松本紘理事長より理研の概要を説明した後、仁科加速器科学研究センターの延與秀人センター長から、同センターでの加速器開発の歴史や原子核物理、イオンビーム育種、ニホニウムの合成について説明しました。その後、RIビームファクトリーへ移動し、世界一のビーム強度を誇る加速器「超伝導リングサイクロトロン（SRC）」とその周辺装置について解説しました。

次に、創発物性科学研究センターにて十倉好紀センター長から同センターの概要説明と、トポロジカル絶縁体やスキルミオンに関する研究成果の紹介が行われました。また、単結晶育成装置などの実験機器について説明を受けられました。

最後に若手研究者を代表して、開拓研究本部坂井星・惑星形成研究室の坂井南美主任研究員、仁科加速器科学研究センター核変換データ研究開発室低速RIデータチームの炭竃聡之チームリーダー、光量子工学研究センターアト秒科学研究チームの磯部圭佑研究員、脳神経科学研究センターCareer Development Programの前川素子CDP研究員、創発物性科学研究センター強相関物質研究グループの軽部皓介研究員と研究環境や研究者の待遇等について盛んに意見を交わされました。