理化学研究所(理研)は、文部科学省と連携し、理研が開発主体となって開発・整備を推進しているスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」を、新型コロナウイルスの対策に貢献する成果をいち早く創出するため、可能な限り計算資源を関連研究開発に供出することを発表しました注1)。
このたび、発表済みの4件に加えて、1件の実施課題が決定したことをお知らせいたします。
なお本実施課題は、理研計算科学研究センター新型コロナウイルス対策特設サイトに設けた提案窓口を通じて決定したものであり、引き続き研究提案を受け付けています。
- 注1)2020年4月7日プレスリリース「新型コロナウイルス対策を目的としたスーパーコンピュータ「富岳」の優先的な試行的利用について」
実施課題(追加)
- ⑤室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策(課題代表者:理化学研究所/神戸大学 坪倉 誠)
本課題は、理研、京都工芸繊維大学、神戸大学、大阪大学、豊橋技術科学大学、鹿島建設㈱が連携して、理研が開発し「富岳」に実装を進めている超大規模熱流体解析ソフト「CUBE」を主に用いて、既存の飛沫計算では難しかった電車内などの高精度かつ大規模な系でのシミュレーションを行います。
(詳細は添付資料、実施課題①~④は上記リンクをそれぞれご参照ください。)
問い合わせ先
課題代表者
「室内環境におけるウイルス飛沫感染の予測とその対策」
理化学研究所 計算科学研究センター 複雑現象統一的解法研究チーム
チームリーダー 坪倉 誠(つぼくら まこと)
機関窓口
理化学研究所 神戸事業所 計算科学研究推進室
広報グループ 岡田 昭彦
EMail: r-ccs-koho [at] ml.riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。
理化学研究所 広報室 報道担当
お問い合わせフォーム