2020年9月23日
理化学研究所
鹿島建設株式会社
空港施設株式会社
「羽田みらいサイエンスギャラリー」がオープン
-理研監修「ハローマイワールド わたしたちは細胞でできている展」-
羽田空港跡地第1ゾーン整備事業としてこのたび開業した大規模複合施設「羽田イノベーションシティ」内に開設される「羽田みらいサイエンスギャラリー」にて、理化学研究所(理研)監修による常設展示「ハローマイワールド わたしたちは細胞でできている展」が9月18日にオープンしました。「羽田みらいサイエンスギャラリー」は羽田みらい開発株式会社が会場を提供し、本展示は鹿島建設株式会社および空港施設株式会社が協賛しています。
「ハローマイワールド わたしたちは細胞でできている展」では、細胞についての研究の面白さを来場者に伝えることを目指しました。本展示の中心となるのは、小学校低学年のお子さんでも直感的に操作できる映像体験装置で、実際の研究成果に基づいて再現された細胞の世界を楽しむことができます。
本展示を監修した理研生命機能科学研究センター合成生物学研究チームの上田泰己チームリーダーと洲﨑悦生客員研究員らは、動物の臓器や全身標本を透明化し細胞一つ一つを解析する技術を開発し注1)、全ての細胞の位置をコンピュータで三次元的に再現した地図「CUBICアトラス」を作製しました注2)。CUBICアトラスでは、タッチパネル式ディスプレイを指で操作して、移動したり拡大したりすることにより、任意の細胞の位置をクローズアップできます
また本展示では、マウス脳のCUBICアトラスの操作を擬似的に体験することで、細胞を探る研究の一端を実感いただけます。加えて、組織透明化の研究に使用した実験試料も展示しています。
- 注1)2014年4月18日 理研プレスリリース「成体の脳を透明化し1細胞解像度で観察する新技術を開発」
- 注2)2020年4月27日 理研プレスリリース「3次元組織学による全臓器・全身の観察技術を確立」
2018年3月8日理研プレスリリース「1細胞解像度を有する点描脳アトラスの創出」
参考
HANEDA INNOVATION CITY -羽田イノベーションシティ-ホームページ

「細胞を感じよう」説明パネル

タッチスクリーンでCUBICアトラスを体験
展示概要
- 会期
- 2020年9月18日(金)より2年間(予定)
開場時間: 8:00-19:00 - 会場
- 「羽田イノベーションシティ」内「羽田みらいサイエンスギャラリー」
東京都大田区羽田空港一丁目1番4号 Zone K 2階
最寄駅:天空橋駅(京浜急行電鉄および東京モノレール)
入場:無料
問い合わせ先
本展示に関する問い合わせ先
理化学研究所 生命機能科学研究センター
Email: bdr-pr [at] riken.jp
羽田イノベーションシティに関するお問い合わせ先
羽田みらい開発株式会社
Tel: 03-5544-1248
※上記の[at]は@に置き換えてください。