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2020年10月16日

理化学研究所

第9回世界研究機関長会議を開催しました

オンラインでの会議の様子

2020年10月3日、理化学研究所(理研)は第9回世界研究機関長会議を開催しました。本会議は理研の松本紘理事長およびライプニッツ協会のマティアス・クライナー会長が共同議長を務め、理研と産業技術総合研究所が共催しました。例年は京都国際会館にて対面で行なわれる会議ですが、本年は状況を鑑み、オンラインでの開催となりました。

会議には世界各国から過去最多となる26の公的研究機関等の代表者が参加し、「コロナ禍における多国間の研究協力」をテーマとして議論しました。参加者全員からの事例共有に続いて活発な意見交換が展開され、現在の、そして将来起こりうるパンデミックに備えるには世界規模で科学的なリソースを動員する必要があること、研究の透明性と信頼を担保しつつ危機に対処するには研究機関が迅速に多国間プロジェクトを立ち上げ、リソースを共有できるよう柔軟な資金調達のメカニズムが必要であることなど、多くの問題提起がなされました。最後に、このような特殊な状況下でもリソースを最も効果的に活用できる多国間協力の新たな枠組みを模索することを盛り込んだ共同声明を取りまとめることを確認し、盛会のうちに幕を閉じました。

本会議は、第17回STSフォーラム年次総会(2020年10月3日~10月6日)に先立って開催されたものです。

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