
創発物性科学研究センターの十倉好紀(とくら よしのり)センター長が令和2年度文化功労者に選ばれました。
十倉センター長は、長年にわたり物性物理学の研究に尽力し、強相関電子系というパラダイムを開拓してきました。電子ドープ型高温超伝導体の発見やマルチフェロイックス現象の発見など、強相関電子物質の開発と新電子機能の開拓・巨大化に関して、独創的で世界をリードする研究成果を次々とあげて、エネルギー散逸(電力損失)を大幅に抑えた革新的なエレクトロニクスの原理構築・材料開発への道を拓きました。
顕彰式は11月4日に都内にて行われる予定です。
十倉センター長のコメント
誠に身に余る光栄です。これまで一緒に研究を楽しんでくれた学生のみなさん、共同研究者や同僚の方々、そして学恩ある先生方のお陰と心より感謝申しあげる次第です。今後も物性科学の発展に微力ながら力を尽くしたいと思っております。