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2020年11月12日

東京大学
みずほ情報総研株式会社
理化学研究所
日本造船技術センター

スーパーコンピュータ「富岳」による大規模数値流体シミュレーションに関する研究がゴードン・ベル賞の最終候補に選出

東京大学(五神 真 総長)、みずほ情報総研株式会社(向井 康眞 代表取締役社長)、理化学研究所(松本 紘 理事長)、一般財団法人 日本造船技術センター(伊藤 茂 会長)の研究グループの研究が、ゴードン・ベル賞(Gordon Bell Prize)の最終候補に選出されました。ゴードン・ベル賞は、その年において、高性能並列計算を科学技術分野へ適用することに関してイノベーションの功績が最も顕著な研究に与えられます。このたび選出された研究は、スーパーコンピュータ「富岳」による大規模数値流体シミュレーションに関する成果です。

同賞は、2020年11月16日から11月19日にわたりオンラインで開催される、高性能計算に関する国際会議「International Conference for High Performance Computing, Networking, Storage, and Analysis(SC20)」において発表されます。

スーパーコンピュータ「富岳」(以下、「富岳」)によって、さまざまな種類のアプリケーションの性能向上が期待されています。本研究は「富岳」を始めとした最新鋭のCPUに適した、革新的なアルゴリズムを考案することにより、スーパーコンピュータ「京」と比較して70倍以上高速な流体数値計算を実現しました。これにより、従来、水槽実験や風洞実験によって評価されてきた船舶や自動車などの性能試験が、コンピュータによる数値シミュレーションで完全に代替できる可能性が証明され、多くの産業分野における応用に期待が高まっています。

詳細は東京大学生産技術研究所のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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