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2020年11月25日

理化学研究所
東京医科歯科大学

新型コロナウイルス対策を目的としたスーパーコンピュータ「富岳」の優先的な試行的利用 実施課題の追加について(実施課題⑥)

理化学研究所(理研)は、文部科学省と連携し、理研が開発主体となって開発・整備を推進しているスーパーコンピュータ「富岳(ふがく)」を、新型コロナウイルスの対策に貢献する成果をいち早く創出するため、可能な限り計算資源を関連研究開発に供出しています注1、2)

このたび、発表済みの5件に加えて、1件の実施課題が決定したことをお知らせいたします。

本実施課題は、理研計算科学研究センター新型コロナウイルス対策特設サイトに設けた提案窓口を通じて決定したものであり、引き続き研究提案を受け付けています。

なお、理研は、新型コロナウイルス対策に貢献する研究開発の成果について、Society5.0実現に貢献するべく、記者勉強会などを通じてより広く発信するとともに、関係省庁や企業への説明・対話を積極的に行うことで、実際の対策に具体的に反映されるよう取り組んでいます。

計算科学研究センター 新型コロナウイルス対策特設サイト

実施課題(追加)

  • 新型コロナウイルス感染症重症化に関するヒト遺伝子解析(課題代表者:東京医科歯科大学 宮野 悟)

COVID-19においては、感染者に重症化する者と軽症または無症状で済む者の2パターンが存在し、重症化した場合に高い死亡リスクを伴う。重症化因子の特定ができれば、事前の遺伝子検査によってリスクの低い人々に対する経済活動の規制緩和や、高リスク因子を持つ感染者への治療方針決定に資することができる。本課題では、COVID-19の重症化例および軽症ないし無症状感染例について、全ゲノムシーケンスを用いた解析を実施し、スパコンシミュレーションによる重症化リスク関連遺伝子変異を同定する。
(詳細は添付資料、実施課題①~⑤は前述URLをそれぞれご参照ください)

問い合わせ先

課題代表者

「新型コロナウイルス感染症重症化に関するヒト遺伝子解析」
東京医科歯科大学 M&Dデータ科学センター
特任教授 宮野 悟(みやの さとる)

機関窓口

理化学研究所 神戸事業所 計算科学研究推進室
広報グループ 岡田 昭彦
Email: r-ccs-koho [at] ml.riken.jp

理化学研究所 広報室 報道担当
お問い合わせフォーム

東京医科歯科大学 総務部総務秘書課広報係
Email: kouhou.adm [at] tmd.ac.jp

※上記の[at]は@に置き換えてください。

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