理化学研究所では、研究活動を行う過程で生み出される多数の美しい画像や動画を研究室の外の世界にもご紹介する機会を設けたいと考え、こうした画像や動画のコンテスト第一回を開催し、日本各地、13の研究センター等から、90を超える応募がありました。このたび審査の結果、Research（研究）、Scene（風景）、Video（動画）の3部門でのべ９名の入賞者が決定しました。
Research部門 第1位
Christmas Light
作者：Thomas Chater研究員（理化学研究所 脳神経科学研究センター）
脳細胞の一種で、海馬にある抑制性ニューロンの画像。近くにある他のニューロンを標的にして活動を抑制し、回路のバランスを保つのを助ける。カラーコードは深さを示している。
Scene部門 第1位
Stereo projection of high-resolution cloud simulation
作者：松嶋俊樹 特別研究員（理化学研究所 計算科学研究センター）
高解像度雲シミュレーションの立体投影。スーパーコンピューター『京』においてシミュレーションされた積雲を、理研神戸キャンパスの写真に重ね合わせた作品。全方位写真を立体投射し、空と雲の大きさを表現した。
ビデオ部門 第1位
A web of memories
作者：Thomas Chater研究員（理化学研究所 脳神経科学研究センター）
記憶形成に重要な脳の領域である「海馬」のCA1領域のニューロン群において、神経細胞の興奮が細胞上に広がる様子を2通りで表現した動画
12月10日には、審査委員長である原山優子理事が上記を含む入賞者に賞状を授与しました。
応募作品は、理化学研究所の広報資料の素材として使用されます。