理研DAY：研究者と話そう！「ゴムとのなが〜い付き合い方」（12月19日）、開催のお知らせ

理研は、オンラインで研究者と直接話ができるイベント「理研DAY：研究者と話そう！」を、12月19日（日）14:00-14:30に開催します。

12月のテーマは「ゴムとのなが〜い付き合い方 ―めざせSDGs―」です。今回は、中高生向けの内容ですが、ご希望のかたはどなたでもご視聴いただけます。

みなさんの身近なゴム製品というと、何が思い浮かびますか？
ゴムと聞くとなが〜く伸びる輪ゴムなどを思い浮かべますが、工業的な原料としては、よく伸びる性質以外にも、振動を吸収してくれたり、防音に使えたり、熱を伝えにくい性質もあります。わたしたちは生活の中、たとえばタイヤをはじめ、靴底、ホース、接着剤などの身近な商品、見えないところでは建物を支える免震ゴムなどで、これらゴムの性質をうまく利用しています。
なかでも天然ゴムは、植物由来の天然素材で、石油に依存しない原料です。私たちの生活の快適さを落とさずに、地球とよりなが〜く付き合うにはどうすればよいでしょうか。

今月の理研DAYでは、天然ゴムの研究を一例に、SDGs（持続可能な開発目標）を目指していく方法を、一緒に探っていきましょう！ぜひ、Zoomに参加してください。

また、理研では、書籍を通じて科学者の生き方や、科学のおもしろさを伝える「科学道100冊プロジェクト」を行っており、11月26日（金）に「科学道100冊2021」を発表します！
理研DAY登壇者の蒔田上級研究員は、今年のテーマのひとつ、「つながる地球」の選書アドバイザーを務めています。理研DAYの最後には「科学道100冊2021」のおすすめの本についても紹介します。詳細は「科学道100冊」特設サイトをご覧ください。

（左）樹液を集める様子（乳白色の樹液に天然ゴム成分が含まれます）、（右）インドネシアのプランテーションの様子