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2022年3月24日

京都大学
理化学研究所
京都府商工労働観光部ものづくり振興課
株式会社島津製作所
Symbiobe株式会社
三井住友建設株式会社

ゼロカーボンバイオ産業創出の基盤となるデモプラントの完成

京都大学大学院工学研究科の沼田圭司教授(理化学研究所環境資源科学研究センターバイオ高分子研究チーム・チームリーダー)は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」、環境省「イノベーション創出のための環境スタートアップ研究開発支援事業」、京都産業21「産学公の森推進事業 Ⅱ事業化促進コース」、並びに京都大学大学院工学研究科「桂キャンパス実証研究促進ファンド」の支援のもと、株式会社島津製作所、Symbiobe株式会社、三井住友建設株式会社、並びに京都府、舞鶴市と協同で、京大桂キャンパス内に海洋性光合成細菌培養デモンストレーションプラント(デモプラント)を完成させ稼働を開始しました。

本デモプラントでは、二酸化炭素と窒素の固定を行う海洋性光合成細菌の大量培養が可能となります。光合成細菌を用いたバイオプラスチック、タンパク質等のバイオ高分子の生産や、その過程で生じる光合成代謝産物を利用した農業用窒素肥料、水産養殖用飼料の開発も進めてきましたが、本デモプラントを有効活用し、光合成細菌による二酸化炭素・窒素固定技術をスケールアップしていくことで、ゼロカーボン製品の開発を加速する狙いです。また、これらの研究開発を通じ、地球規模での環境問題解決への取り組みを進めると同時に、地域の産業活動に根ざしたゼロカーボンバイオ産業創出の基盤形成となることが期待されます。

詳細はJST共創の場形成支援プログラム ゼロカーボンバイオ産業創出による資源循環共創拠点のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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