
4月23日(土)、「理化学研究所 和光地区 一般公開」をオンラインと現地開催のハイブリッドで開催しました。一般公開に来場者をお迎えしたのは3年ぶり。オンラインプログラムは全国から約2,500名の方に視聴・参加いただき、現地開催プログラムは抽選申込された中から当選した約400名の方が来場され、盛況のうちに終了しました。現地開催はマスクの常時着用や時間制限を設けての開催でしたが、皆さまの笑顔を見ることができ、職員一同嬉しく思いました。この場を借りて御礼申し上げます。当日の様子を一部ご紹介します。
オンラインコンテンツ
ライブ配信プログラムは理化学研究所の最先端の科学をじっくり理解していただくことを目的とし、「特別講演」と「サイエンスレクチャー」をそれぞれ2本ずつ実施。これらは現地会場でも聴講が可能で、オンラインと会場双方からの質問があふれていました。
また、オンライン限定開催の「バーチャル研究室見学」は、それぞれ工夫を凝らしたZoomでの見学を実施し、通常公開していない装置を見ることができるなど、オンラインならではの企画でした。さらに、動画コンテンツを合計10本、YouTube「理研チャンネル」で公開するなど、遠方の方にも一般公開を楽しんでいただきました。

「シチズンサイエンスで挑む雷の謎」

「量子コンピュータの中身を見てみよう」
現地開催コンテンツ
午前・午後の完全入れ替え制とし、本部棟でライブ配信の聴講、ブース見学、体験イベントを開催しました。また、本部棟を拠点として和光地区内のいくつかの研究室等の見学をツアー形式で行う「オプションツアー」も実施し、大変好評でした。実際に手を触れて科学を実感できるものや工作を通して科学を学ぶものなど、久しぶりの対面でのイベントに来場者の方の楽しんでいる様子がうかがえました。

「ブレインボックス見学ツアー」

「切っても元通りにくっつく不思議なゴムの秘密」

「フラーレンを作ろう!」

来年こそは!
今年は、例年と比べて規模を大幅に縮小しての初のハイブリッド開催としましたが、「もっとたくさん見たかった」という声とともに、「楽しかった」という感想もたくさん頂戴しました。
来年は例年に近い規模での開催ができることを願っています。開催日が決まり次第、理研ウェブサイトにてお知らせします。皆さまのご来所をお待ちしています。