2022年8月2日
理化学研究所
理化学研究所とフランスの原子力・代替エネルギー庁が研究協力の取り決めを延長
-計算科学および計算機科学分野における研究協力-
理化学研究所(理研)は、フランスの原子力・代替エネルギー庁(Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives:CEA)と、計算科学および計算機科学分野における研究協力を一層深めていくため、2017年1月11日より5年間研究協力を行ってきました。そして、この度2022年7月28日に新たに量子コンピューティングを研究協力分野に加え、延長の取り決めを締結しました。
本研究協力の延長取り決めは、計算科学及び計算機科学分野における共同研究の継続によりさらなる充実を図るとともに、将来を担う研究者等の人材育成を促進し、日仏の科学技術の発展に寄与することを目的としています。
経緯
日本とフランスはそれぞれ、さまざまな研究分野や社会経済分野におけるシミュレーションに関し、その基盤となる次世代のスーパーコンピュータの研究開発を国家プロジェクトとして進めています。文部科学省は、日仏政府間の計算科学および計算機科学の分野における研究協力を強化するため、日仏科学技術協力協定の下、フランスの国民教育・高等教育・研究省との間の計算科学および計算機科学分野における協力に係る実施取り決めを締結しました。この取り決めの下、理研とCEAは計算科学および計算機科学分野における研究協力の取り決めを2017年1月11日に締結し5年間実施しました注)。
次世代のスーパーコンピュータを中心とした研究開発は今後も両国の国家プロジェクトとして位置付けられています。日仏間の研究協力をより強化するため、この度2022年7月28日に新たに量子コンピューティングを研究協力分野に加え、延長の取り決めを締結しました。今回の締結を機に、計算科学および計算機科学における新たな分野での、両機関間の協力関係のさらなる発展が期待できます。
取り決め内容
取り決めに基づく連携・協力事項は、次のとおりです。
取り決めの内容
- ①高性能計算アプリケーションに関する協力
- ②システムソフトウェア開発、新規アーキテクチャの性能解析、運用技術に関する協力
- ③人材育成・人材交流・マネージメントに関する協力
協力期間
2027年1月10日まで。双方の合意があれば5年間の延長可能。
- 注1)2017年1月11日お知らせ「理化学研究所とフランスの原子力・代替エネルギー庁が計算科学及び計算機科学分野における研究協力取り決めを締結」
問い合わせ先・機関窓口
- ※今般の新型コロナウイルス感染症対策として、理化学研究所では在宅勤務を実施しておりますので、メールにてお問い合わせ願います。
問い合わせ先
理化学研究所 計算科学研究推進室 広報グループ
Email: r-ccs-koho [at] ml.riken.jp
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理化学研究所 広報室 報道担当
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