理化学研究所（理研）は8月17日、埼玉県（担当：県民生活部青少年課）との共催イベント「夢を見つける！リアル体験教室『研究所の研究者になりたい』」を実施しました。
埼玉県在住または在学の小学5、６年生19名が参加し、まず、仁科加速器科学研究センターの展示施設「サイクロペディア」と加速器「超伝導リングサイクロトロン（SRC）」の見学を通じて「原子」について学びました。子どもたちは、間近で見る巨大な加速器だけでなく、目に見えない原子や原子核の研究をしている研究者の生の声、研究のスケールの大きさに終始目を輝かせていました。
その後、簡易分光器の作成実習を行いました。自分で紙を折ってつくった簡易分光器を使い、さまざまな光源の特徴を調べました。光の観察に集中して取り組む姿は、まるで小さな研究者のようでした。参加者の中から未来の研究者が生まれるかもしれませんね。
当日の様子の一部を紹介します。
展示施設「サイクロペディア」見学の様子
分光器作成実習の様子
開催後のアンケートでは、「好きな教科について詳しく学ぶことができた」「いろいろな驚きがあった」「どうやって元素ができたのか、分光器で光を覗いたらどうなっているのかを知ることができた」「光の種類によって特徴が変わったりしたところが面白かった」などの声が寄せられました。