2023年9月19日
理化学研究所
「理研CBS-トヨタ連携センター公開シンポジウム2023脳科学から迫る個人と集団のWell-beingダイナミクス」を開催しました
理研CBS-トヨタ連携センター(BTCC)は、脳科学と技術の統合によって生み出される可能性に挑戦し、それを通して未来社会のためのイノベーションを創出することを目指して、2007年に理化学研究所とトヨタ自動車が包括的な連携に合意して生まれた研究組織です。
2023年6月7日、BTCC主催で「BTCC公開シンポジウム2023 脳科学から迫る個人と集団のWell-beingダイナミクス」をオンライン形式で行いました。
今年度より始まったBTCC第5期は、個人のWell-beingと集団のWell-beingが相乗的に発展する仕組みとその設計論の構築を目指しています。本シンポジウムでは「Well-beingダイナミクス」をキーワードに、第5期の研究の狙いと3つのユニットの研究展望を紹介し、両組織の研究者らによるディスカッションを行いました。
シンポジウムでは、まず最初に、豊田中央研究所 代表取締役CEO兼トヨタ自動車未来創生センター長の古賀 伸彦 氏より開会の挨拶をいただき、國吉 康夫 BTCCセンター長兼戦略連携ユニットリーダーがBTCCの歴史及び第5期の研究方針について紹介しました。続いて、BTCCの3ユニットから赤石 れい、小池 耕彦、豊川 航 各ユニットリーダーが、第5期における各研究テーマについて紹介しました。最後は、BTCCセンター長、各ユニットリーダーに加え、トヨタ自動車株式会社、豊田中央研究所の研究員の方もパネリストとして参加し、ディスカッション形式で今後の研究展望等について議論しました。
当日は280名超の方にご参加いただき、多くのご質問やご意見を頂戴しました。その一部はトーク後の質疑応答やディスカッションで取り上げられ、活発に議論されました。
なお、当日いただいた質問に対する回答は、BTCCウェブサイトにまとめて掲載しております。
シンポウジムの内容を理研チャンネルにて公開しております。是非ご覧ください。