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2024年1月18日

理化学研究所

奥野 恭史 部門長が安藤百福賞 大賞を受賞

奥野 恭史 部門長の写真

奥野 恭史 部門長(計算科学研究センター HPC/AI駆動型医薬プラットフォーム部門/京都大学 大学院医学研究科・教授)が、第28回安藤百福賞において大賞を受賞しました。

安藤百福賞は、食科学の振興ならびに新しい食品開発に貢献する基礎研究者、開発者、およびベンチャー起業家を対象に授与されるもので、最高賞である大賞が選ばれたのは、今回で15回目です。

奥野 部門長は、医療や健康に関するビッグデータや人工知能(AI)、スーパーコンピュータ「富岳」を用いたシミュレーション科学の世界的研究者であり、予測AIの研究では、健康診断結果を基に3年以内の疾病発症を予測するAIを開発し、さらに発症が予想される疾病の個人別の予防方法を提案するAIも開発しました。医療や創薬の最先端技術を食科学に応用し、ウェルビーイングの向上を目指す研究が時代の要請に応えるものとして高く評価され、今回の受賞に至りました。表彰式は3月12日(火)に執り行われる予定です。

受賞テーマ

AI・データサイエンスによるウェルビーイングの創造

コメント

受賞内容は、健診データから各種生活習慣病を含む複数の疾患発症を予測し、改善プランを提案するAI・シミュレーション技術の開発に成功したものです。これにより、高齢化が進む我が国において、国民の疾患発症を予防し、健康寿命延伸につながるものと期待しています。

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