あべ 俊子(あべ としこ)文部科学大臣が2025年1月22日、理化学研究所(理研)和光地区を視察されました。
冒頭、五神 真 理事長から理研の概要について説明を受けられました。続いて、量子コンピュータ研究センター、脳神経科学研究センターおよび最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部の現場を訪問されました。
量子コンピュータ研究センターでは、中村 泰信 センター長の案内により、2023年3月27日にクラウド利用を開始した国産超伝導量子コンピュータ初号機(愛称「叡(えい、英語表記は"A")」)を見学されました。
脳神経科学研究センターでは、影山 龍一郎 センター長による同センターの概要説明後、最新鋭の7テスラ fMRI装置を用いた脳構造と活動に関する研究やモデル動物を用いたアルツハイマー病研究の現場をご覧になりました。
最先端研究プラットフォーム連携(TRIP)事業本部では、川﨑 雅司 副本部長の案内により、量子科学技術に関する最先端研究の実施において研究セキュリティを確保するための取り組みについて説明を受けられ施設を見学されました。
あべ 大臣は、五神 理事長らと日本におけるこれからの研究のあり方や対応について熱心に意見交換を行われ、理研の今後の取り組みや学術界への働きかけに強く期待を寄せられました。

超伝導量子コンピュータ「叡」の前で説明を受けられるあべ 大臣(左)

7テスラ fMRI装置で実際にデータを取得するところを見学されるあべ 大臣(中央右)

アルツハイマーを発症したモデル動物の脳のデータをご覧になるあべ 大臣(右)

セキュアな研究環境を見学されるあべ 大臣(右)

本部棟ロビーでの写真(中央左:あべ 大臣、中央右:五神 理事長)