8月26日(火)、全国の専門学校、高等専門学校、大学、大学院に在籍する理系の学生を対象とした「TRIP Summer Event 2025 理研の研究力を支えるコアファシリティで働く: 匠への道」を、理化学研究所(理研)和光地区、筑波地区、横浜地区、神戸地区の4地区にて同時開催しました。
理研の研究基盤となる研究技術を数多くの研究室に提供・支援している理研コアファシリティ、そこで働く技術者(匠)たちの仕事内容や現場の様子を体感することを目的とした本イベントには、熱意ある申込動機を掲げた合計72名の高校生から大学院生までの学生たち(男性38名、女性34名)が参加しました。

(左上:筑波地区、右上:横浜地区、左下:神戸地区、右下:和光地区)
午前中には、4地区をハイブリッドで繋いだ講演が行われました。
はじめに、川﨑 雅司 理事から理研の紹介と参加している学生に向けたメッセージ「あなたたちに期待すること」をお話しました。続いて、橋爪 大輔 共同利⽤機器運営協議会⻑から、理研コアファシリティと技術者の熱い想いについて、また、3名の技術者から、「コアファシリティで働く匠-技術者たちの経験談-」と題して、日々の仕事内容や仕事を進める上で大切にしていることなどを次世代に伝える講演が行われました。さらに、⼈材戦略部⼈事課キャリアサポート担当から、理研における技術者のキャリアデザインについての紹介がありました。
午後は、各地区合計13コースに分かれて、それぞれの学生が希望した研究室を少人数で訪問し、担当の技術者から実際の機器や操作方法、仕事の流れなどの説明を受け、質疑応答しながら3時間の見学を行いました。





コーヒーブレイクを挟んだ後、学生と技術者を交えたグループディスカッションが行われました。学生から技術者への質問が飛び交い、学習や研究を進める上での悩み事や、進路選択についてなど、技術者の回答を学生が熱心に聞き入っていました。
最後に今井 博久 副理事からの閉会の挨拶でイベントは終了しました。
参加した学生にアンケートを実施した結果、満足度はとても高く、技術職に対する認識が大きく変わった、コアファシリティについて理解が深まった、キャリア形成を考える上で大きな収穫が得られた、などの感想が寄せられました。
以下に、代表として4名の感想文を掲載いたします。
- TRIP Summer Event 2025 感想⽂1(PDF)
- TRIP Summer Event 2025 感想⽂2(PDF)
- TRIP Summer Event 2025 感想⽂3(PDF)
- TRIP Summer Event 2025 感想⽂4(PDF)
関連リンク
- 2025年8月26日レクチャー「TRIP Summer Event 2025 理研の研究力を支えるコアファシリティで働く:匠への道」