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2023年7月12日

自然科学研究機構 生命創成探究センター/分子科学研究所
理化学研究所
名古屋大学
大阪大学

自然が見出していない未踏のタンパク質トポロジー

-新規αβ型トポロジーを持つタンパク質分子のデザイン-

自然科学研究機構 生命創成探究センター(ExCELLS)/分子科学研究所 協奏分子システム研究センターの、南 慎太朗 特任研究員(当時)、古賀(巽)理恵 特任研究員(現:大阪大学 蛋白質研究所 助教)、古賀 信康 教授(兼任)(現:大阪大学 蛋白質研究所 教授)は、理化学研究所 生命機能科学研究センターの小林 直宏 上級研究員、長島 敏雄 上級テクニカルスタッフ、名古屋大学大学院 工学研究科の千見寺 浄慈 助教、大阪大学 蛋白質研究所の杉木 俊彦 特任助教(現:北里大学 薬学部 准教授)、藤原 敏道 大阪大学名誉教授と共同で、自然が見出していない未踏の折り畳み可能なタンパク質αβ型トポロジーが、現在自然界で発見されているトポロジー約400個よりも遥かに多く、少なくとも約1万個存在していることを世界で初めて理論と実験両方を用いて明らかにしました。この研究結果は、地球上の生命は、偶然発見したタンパク質トポロジーを繰り返し利用していることを示唆しています。また、タンパク質分子はその立体構造に基づいて機能を発現することから、新規トポロジーを持つタンパク質分子をデザインすることで、医療や産業に貢献する新規機能性タンパク質の創出に繋がると期待されます。

詳細は自然科学研究機構 生命創成探究センターのホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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