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2023年9月26日

山口大学
理化学研究所
鳥取大学
宇都宮大学

干ばつがパンコムギ種子に及ぼす分子的影響の解明

-乾燥被害による減収、小麦粉品質の低下を食い止める-

山口大学大学院 創成科学研究科の妻鹿 良亮 准教授、理化学研究所 環境資源科学研究センター(CSRS)の金 俊植 研究員、鳥取大学 農学部の田中 裕之 准教授、同大 乾燥地研究センターの石井 孝佳 准教授、農業・食品産業技術総合研究機構 作物研究部門の安倍 史高 上級研究員、宇都宮大学 バイオサイエンス教育研究センターの岡本 昌憲 准教授(兼、理化学研究所CSRSチームリーダー)らを中心とする研究チームは、耐乾性に関与するアブシシン酸(ABA)受容体をパンコムギの植物体内で多く作らせた、遺伝子組換え体の耐乾性系統(TaPYLox)とそうでない系統(コントロール)に開花1週間後の種子成熟過程の植物に乾燥ストレスを意図的に与えることで、成熟途上種子が受ける影響をトランスクリプトーム解析、およびメタボローム解析により調べました。その結果、小麦粉の品質を左右する種子貯蔵タンパク質の主要構成アミノ酸であるプロリンが乾燥ストレス下でもTaPYLoxは種子に多く存在することが判明しました。

詳細は山口大学のホームページをご覧ください。

報道担当

理化学研究所 広報室 報道担当
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