2025年6月4日
広島大学
東京大学
理化学研究所
細胞や臓器に支障をきたす飽和脂肪酸による菌類の新しい細胞死様式を発見
-細胞内の小器官である小胞体の機能解明や、医薬品の開発に期待-
東京大学 大学院農学生命科学研究科の大学院生 星川 陽次郎(広島大学 大学院統合生命科学研究科 特別研究学生、研究当時)、広島大学 大学院統合生命科学研究科の大学院生 代田 夏帆と西村 慎一 教授、理化学研究所 生命医科学研究センターの津川 裕司 客員研究員(東京農工大学 大学院工学研究院 教授)、有田 誠 チームディレクター(慶應義塾大学 薬学部 教授)、理化学研究所 環境資源科学研究センター 部門長の吉田 稔 (東京大学 特別教授)らを中心とする研究チームは、菌類の一種である分裂酵母において炭素数15の飽和脂肪酸が蓄積すると、細胞内の主要なオルガネラである小胞体(endoplasmic reticulum, ER)が「巨大ERシート」と名付けた構造体へと変化し、細胞分裂が物理的に阻害されることで、細胞死に至ることを明らかにしました。
詳細は広島大学のホームページをご覧ください。
報道担当
理化学研究所 広報部 報道担当
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