特別研究員募集(W23333)
募集研究室
量子コンピュータ研究センター 超伝導量子計算システム研究ユニット
(ユニットリーダー: 田渕 豊)
研究室の概要
本研究センターでは、量子情報科学の深化と量子技術を活用した社会課題解決への貢献を目指して、量子情報科学の基盤となる理論および量子制御・観測技術の研究、革新的情報処理を可能にする量子コンピュータの研究開発、量子技術の新たな応用の開拓に取り組みます。
当ユニットでは、超伝導回路を用いた量子コンピュータの研究に取り組んでいます。実用的な超伝導量子コンピュータを実現するためには、超伝導回路の3次元実装技術を確立し、素子に拡張性を持たせることが重要となります。私たちは超伝導量子ビットの設計をシステムレベルに統合し、素子全体の性能と拡張性を飛躍させることを目指します。
募集職種、募集人数及び職務内容
募集職種、募集人数
特別研究員 若干名
原則、博士号取得5年以内の者を特別研究員として採用します。
※職種は応募者の能力・適性を踏まえて判断・決定します。
職務内容
3次元集積化技術を用いた集積化法に関する研究
超伝導量子コンピュータの研究開発に従事し、特に3次元集積化技術を用いた集積化法に関する研究を行います。特にシリコン基板上に集積された超伝導量子ビット層を下層として、配線層・周辺マイクロ回路基板を量子ビット層上に積層する研究を行います。超伝導微小バンプ接合技術と超伝導基板貫通電極を用い、積層基板全体が協調動作する集積量子回路の設計法の確立を目指します。
契約期間中または契約更新時に業務変更がある場合は、上記職務内容の範囲で行います。
応募資格
関連分野(超伝導量子コンピュータ、超伝導量子回路、超伝導エレクトロニクス、マイクロ波工学、微細加工技術)の博士号を取得した方、もしくは採用日までに博士号取得見込みの方
勤務地
理化学研究所 量子コンピュータ研究センター 超伝導量子計算システム研究ユニット
埼玉県和光市広沢2-1
在宅勤務制度あり。所定の手続きに従い在宅勤務が可能です。
業務上の必要が生じた場合、規程に基づき、勤務地の変更を命じることがあります。
待遇
- 1.単年度契約の任期制職員で、評価により採用日から5年を上限として再契約可能。
- 2.ただし、能力、契約満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、所属しているセンター等若しくは研究室等又は従事しているプロジェクトの存続及び当研究所の経営の状況、予算状況等により、再契約可能期間については変更になる場合もあります。また、原則として70歳を超えての再契約は行いません。
原則として2ヶ月の試用期間有り。
給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、固定給と変動給により構成されます。変動給額は経験、能力、実績に応じて毎年度決定されます。固定給月額は2024年4月1日時点で、特別研究員の場合は300,000円となりますが、固定給ならびに変動給は、所内規程の改正によって変更となる場合があります。
(採用時の年俸額の目安について)
博士課程修了後3年程度の経験、能力、実績を有する場合、裁量労働手当を含めた採用時の月額給与は特別研究員の場合430,000円程度になります。
理研共済会(互助組織)に要入会。
専門業務型裁量労働制適用で、1日7時間30分就業したものとみなされます。
休日は、土日、祝日、年末年始(12月29日-1月3日)、当研究所設立記念日。
休暇は、年次有給休暇(採用月に応じて最大年20日)、特別有給休暇(看護、介護など)、ワークライフバランス休暇(採用月に応じて最大年7日)など。
その他、産前産後休業、育児休業、介護休業制度等あり。
2024年4月より敷地内全面禁煙。
その他、当研究所規程による。
- ※理化学研究所は、男女共同参画及びダイバーシティ推進に積極的に取り組み、多様性豊かで活気ある研究環境の整備を進めています。公正な評価に基づき能力が同等と認められる場合は、女性を積極的に採用します。
- ※日本学生支援機構奨学金(2003年度までに大学院第一種奨学生に採用されている場合)の返還特別免除の対象、科学研究費補助金の申請資格有り
- ※和光地区内には、託児施設「りけんキッズわこう」を設置しています。詳細については、和光事業所研究支援部人事課(厚生担当)kids [at] riken.jpまでお問い合わせください。
応募方法及び締切日
提出書類
- 1.履歴書(写真貼付、Emailアドレスを明記してください)
- ※履歴書右上の「公募番号」欄には、公募タイトルに記載されているW23333を記載してください。
- 2.研究業績一覧
- 3.現職の所属長からの推薦書1通
- (推薦者の連絡先(名前、所属、職名、電話番号、メールアドレス)をご記載ください)
- (現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、第3者による推薦書)
- 4.論文3編以内
- 5.これまでの研究概要と今後の抱負(A4 3頁以内)
- 6.「EU一般データ保護規則(GDPR)」及び「個人データの取扱いに係る自然人の保護及び当該データの自由な移転に関する欧州議会及び欧州理事会規則(英国一般データ保護規則)」に基づく個人情報の取扱に関する同意書
- ※欧州経済領域(EEA)もしくは英国に居住されている方のみ、上記の同意書をご提出ください。
- EU一般データ保護規則(GDPR)の詳細は、下記をご参照ください。
Data protection | European Commission(英語サイト) - 個人データの取扱いに係る自然人の保護及び当該データの自由な移転に関する欧州議会及び欧州理事会規則(英国一般データ保護規則)の詳細は、下記をご覧ください。
Data Protection and the EU | Information Commissioner’s Office(英語サイト)
- EU一般データ保護規則(GDPR)の詳細は、下記をご参照ください。
- ※欧州経済領域(EEA)もしくは英国に居住されている方のみ、上記の同意書をご提出ください。
応募方法
推薦書以外の提出書類をZipファイルにまとめ、下記リンク先へアップロードしてください。
超伝導量子計算システム研究ユニット特別研究員(W23333)応募書類提出
Zipファイルの名前には、連絡先メールアドレスを必ず含めてください。
アップロード完了後、アップロードしたファイル名を yutaka.tabuchi [at] riken.jp まで、必ずお知らせください。
推薦書は、推薦者より直接ご提出いただきます。ファイル名を「量子コンピュータセンター 超伝導量子計算システム研究ユニット 研究員または特別研究員公募(応募者氏名)の推薦書」とした上で、本文に応募者氏名と推薦者氏名・連絡先を明記の上、下記リンク先へアップロードしてください。アップロード完了後、アップロードしたファイル名を yutaka.tabuchi[at]riken.jpまで、必ずお知らせください。
超伝導量子計算システム研究ユニット特別研究員(W23333)応募書類提出
- ※7日以内に受領確認のメール返信がない場合は、応募書類が届いていない可能性がありますので、yutaka.tabuchi [at] riken.jpまでご連絡ください。
- ※[at]は@に置き換えてください。
- ※応募書類は返却できませんので予めご了承ください。
締切日
候補者決定次第、締め切り
個人情報の取扱について
提出していただいた書類は、国立研究開発法人理化学研究所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、当研究所における採用審査の用途に限り使用されます。
これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
選考方法
書類審査後、選考通過者のみ面接を実施します。
着任時期
候補者決定後、できるだけ早い時期。
お問い合わせ先
量子コンピュータ研究センター 超伝導量子計算システム研究ユニット
チームリーダー: 田渕 豊
Email: yutaka.tabuchi [at] riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。
問い合わせはメールでお願い致します。