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第29回理化学研究所里庄セミナー

第29回理化学研究所里庄セミナーチラシ

理研は科学振興仁科財団と共同で「第29回理化学研究所里庄セミナー」を8月20日(土)、岡山県里庄町の仁科会館で開催します。

里庄町は日本の原子物理学の父であり財団理研第4代所長であった仁科芳雄博士の生誕地であり、理研とゆかりのある場所です。里庄町にある博士の名を冠した仁科会館で開催される「里庄セミナー」は、岡山県内の研究機関や企業の交流、そして青少年の科学に対する関心を高めることを目的に、1992年から毎年行われていました。2020年、2021年は新型コロナウイルス感染症拡大のため中止となり、このたび3年ぶりの開催が決まりました。

今年は、バイオリソース研究センター 細胞材料開発室の中村幸夫室長が「細胞培養研究の歴史と細胞イノベーション」、仁科加速器科学研究センター 加速器基盤研究部の奥野広樹副部長が「サイクロトロンが切り拓く未来」のテーマで講演を行います。

皆さまのご来場をお待ちしています。

過去の様子は第28回理化学研究所里庄セミナー開催報告のページでご覧いただけます。

開催日 2022年8月20日(土)
時間 9:30-12:00
対象 一般 / 高校生 / 大学生
場所 仁科会館2階 仁科記念ホール
岡山県浅口郡里庄町浜中892-1
参加費 無料
定員 120名様

要事前参加申込、定員になり次第締め切ります。

お申込み 仁科会館へ電話・郵便・Fax・仁科会館の第29回理化学研究所里庄セミナー参加者募集ページからお申込みできます
お問い合わせ先 仁科会館
Tel/Fax: 0865-64-4888

演題

細胞培養研究の歴史と細胞イノベーション

中村幸夫の写真

私達の体は細胞の集合体です。私達が呼吸をし、心臓を拍動させ、毎日食事を摂ることによって、体の中の細胞の一個一個が生きています。この細胞を、体の外に出して生かしておこう、さらには増やそう、という研究が約100年前にあり、人類は細胞を「培養する」という方法を確立しました。ヒト癌細胞株、胚性幹細胞株等は、細胞培養研究史における金字塔です。2012年にノーベル賞を受賞したことで多くの人が知っているiPS細胞作製技術は、今世紀最初の、そしてもしかすると今世紀最大の細胞培養研究史における金字塔です。講演では、こうした細胞培養の歴史を紹介し、現在では細胞培養技術がどのような研究や医学応用へと発展しているのかをご紹介します。

サイクロトロンが切り拓く未来

奥野 広樹の写真

仁科芳雄博士は、1932年にサイクロトロンが発明されてから僅か5年後に、日本初のサイクロトロンを完成させました。当時、仁科博士は、日本の物理研究の未来を切り拓くためには、サイクロトロンの様な加速器が必要不可欠であることを強く思っていました。実際この1号サイクロトロンは、数多くの重要かつ新しい研究成果をもたらしました。理研では、この仁科博士の志を継いだサイクロトロンが更に8基建設され、その内の5基は現在も世界最高性能を誇る原子核加速器施設「理研RIビームファクトリー」で稼働しています。本講演では、理研のサイクロトロンの歴史とともに、現代の加速器技術と科学の発展をたどります。さらに今後取り組むべき加速器の課題を皆様と共に考えていきたいと思います。

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