EXPO 2025 大阪・関西万博

理化学研究所(理研)は、「EXPO 2025 大阪・関西万博」(2025年4月13日~10月13日)において、展示や展示協力を行います。
万博のテーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」です。
理研の最先端の研究成果を、万博会場でぜひご覧ください!
シグネチャーパビリオン 「いのちの未来」(協力)

ロボット工学の第一人者、大阪大学の石黒 浩 教授がプロデュースするシグネチャーパビリオン「いのちの未来」に、理研のプロジェクトやセンターが協力しています。
- その場にぴったりの情報を提供できる「対話ロボット」
理研 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト(GRP)が手掛けた2台のロボットが、万博やパビリオンについて対話しながら紹介します。これらのロボットは周囲の状況を認識しながら、状況に適した会話を繰り広げることができるのが特徴です。ロボットと「その場」を共有している感覚をお楽しみください。

- ヒト全脳シミュレーションとヒト全脳解析がもたらす汎用人工知能
~ヒト脳のデジタルコピーを創る未来~ 理研 計算科学研究センター(R-CCS)は、理研のスーパーコンピュータ「富岳」を使った研究の展示に協力します。電気通信大学 山﨑 匡氏の協力のもと、理研 R-CCS 高性能人工知能システム研究チーム Mohamed WAHIB チームリーダー、五十嵐 潤 上級研究員が監修しました。
理研は「富岳」を活用し、人間の脳にある860億個もの神経細胞をコンピュータ上で再現しながら、脳の動作メカニズムを解明する「ヒト全脳シミュレーション」と、生成AIや画像解析技術を用いて、脳がどのように情報を理解・判断しているのかを探る「ヒト全脳解析」の2つの技術を紹介します。
展示場所
展示期間
2025年4月13日 - 10月13日
主催
大阪大学 教授 石黒 浩
こころ+ロボット・ラボ〜人がロボットに「ありがとう」という日〜

理研 情報統合本部 ガーディアンロボットプロジェクト(GRP)は、『未来社会ショーケース事業』「フューチャーライフエクスペリエンス」にて、人に寄り添いさりげなく支援する自律学習ロボットを展示します。
人の潜在的な意図を推察し、ロボット自身の経験から得た記憶を利用して人とのコミュニケーションを自律的に行うロボットと実際に対話していただけます。
展示場所
展示期間
2025年5月20日 - 5月26日
詳細情報
リモートセンシング技術による高精度データの解析及びリアルタイム配信の実証(協力)


理研 計算科学研究センター(R-CCS)データ同化研究チームは、本万博のアクションプラン「リモートセンシング技術による高精度データの解析及びリアルタイム配信の実証」に参画しています。
ゲリラ豪雨や竜巻を3次元構造として観測できる「マルチパラメータフェーズドアレイ気象レーダー (MP-PAWR) 」を世界初の2台体制で用いて、降雨データを観測します。さらにスーパーコンピュータ「富岳」を使って、短時間に急変するゲリラ豪雨を500mの間隔で30秒ごとに30分先まで、これまでにない高精度で予測します。予報データは、理研天気予報研究のウェブページや株式会社エムティーアイのスマートフォンアプリ「3D雨雲ウォッチ」で実証期間中の約1 か月間公開予定です。
データ公開
理研天気予報研究(ウェブサイト) 、3D雨雲ウォッチ(スマホアプリ)
実証期間
2025年8月の約1か月を予定
主催
総務省(その他参画機関:情報通信研究機構、防災科学技術研究所 他)
エンタングル・モーメント ―[量子・海・宇宙]× 芸術(協力)

2025年の「国際量子科学技術年」宣言を記念して、量子のミクロの世界、私たち生命を育む海洋と地球、そして広大な宇宙という3つのテーマを、科学技術と芸術の「エンタングル=もつれ合う」展示で紹介します。理研 量子コンピュータ研究センター(RQC)が、量子コンピュータのVR体験に協力しています。
展示場所
EXPOメッセ「WASSE」
展示期間
2025年8月14日 - 20日
主催
内閣府、文部科学省
共催
総務省、経済産業省
詳細情報
けいはんな万博2025

理研けいはんな地区は、大阪・関西万博にあわせて開催される「けいはんな万博2025」 (2025年4月13日~10月13日)にも参画しています。