仁科加速器研究センターの矢野安重特別顧問(前センター長)がGersh Budker賞を受賞しました。
この賞は、加速器科学分野において顕著な貢献を果たした研究者に対して欧州物理学会加速器部会から贈呈されるものです。
矢野特別顧問は、世界で初めて世界最大の「超伝導リングサイクロトロン」を建造し、世界に冠絶する性能を有する「理研RIビームファクトリー」を創り上げました。この革新性とリーダーシップが高く評価されました。
授賞式は9月8日にスペインで開催された第2回世界加速器会議において執り行われました。
受賞者のコメント
今回の受賞は、世界初となる世界最大の「超伝導サイクロトロン」の実現に対して与えられたもので、仁科芳雄博士の願いがまたひとつ叶ったのではないかと考えています。この受賞が我が国の科学者の励みとなり、物理学がより一層発展することを願っています。